浴室をリノベーションする費用相場とは?活用できる補助金やリノベのタイミングを解説

2026.09.21
浴室をリノベーションする費用相場とは?活用できる補助金やリノベのタイミングを解説

毎日使う場所だからこそ、浴室は老朽化や使いにくさが気になりやすい場所です。

家族全員がこれからも心地よい入浴を楽しむために、リノベーションを考え始める方も多いのではないでしょうか。

しかし、いざ検討しようとすると費用やタイミングなど、疑問が次々と出てくるものです。

そこでこの記事では、浴室のリノベーション費用の相場や工期、活用できる補助金制度などについて解説します。

浴室のリノベーションを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

概要

浴室のリノベーション費用の相場と工期

浴室のリノベーション費用の相場と工期は、工事の内容によって大きく異なります。

工事内容

費用相場

工期

ユニットバス全体交換

約70万円〜

4日前後

在来浴室からユニットバスへ

約95万円〜

1週間〜10日前後

浴室のバリアフリー化

約1万円〜70万円前後

半日〜3日前後

浴室の部分的なリノベーション

約2万円〜25万円前後

半日〜3日前後

 ここではそれぞれの工事内容について詳しく解説します。

ユニットバス全体交換

費用相場:約70万円〜

既存のユニットバスを解体し、新しいユニットバスに丸ごと交換するリノベ-ションでは、浴槽・壁・床・天井・水栓など、浴室の設備をすべて一新できます。

見た目も機能もリフレッシュできるため、浴室環境の大幅な改善がかなう方法です。

製品のグレードやメーカー、オプション設備によって費用は上下しますが、快適さや省エネ性能を重視したい方に、おすすめのリノベーションです。

在来浴室からユニットバスへ

費用相場:約95万円〜

タイル張りの在来工法の浴室を、ユニットバスに変更するリノベーションは、既存の浴室を解体するだけでなく、下地の補修や防水処理なども必要になります。

そのため、ほかの浴室リノベーションと比較すると費用はやや高く、工期も長めです。

ただしユニットバスへと変更することでお風呂のお手入れがしやすくなり、断熱性・気密性もアップします。お手入れの負担や冬場の冷え込みが軽減されるため、浴室の使い心地が大きく改善されるリノベーションです。

浴室のバリアフリー化

費用相場:約1万円〜70万円前後

手すりの設置や段差の解消などをリノベーションで実現することで、高齢者や体の不自由な方でも安全に入浴できるようになります。

ご家族の高齢化が進んでいる場合や、将来を見据えた住まいづくりを考えている方にとって、検討しておきたいリノベーションの1つです。

なお、手すりの取り付けなど比較的シンプルな工事であれば、短時間かつ低コストで対応できるケースもあります。まずは簡単なリノベーションから始めて、使い勝手を確認してみるのもひとつの方法です。

また、バリアフリー化を目的としたリノベ-ションでは、条件を満たせば介護保険の住宅改修費補助を利用できる場合もあります。費用負担を抑えられる可能性があるため、ケアマネジャーや施工会社に相談してみるとよいでしょう。

浴室の部分的なリノベーション

費用相場:約2万円〜25万円前後

浴槽の交換や壁・床の補修、水栓の交換など、気になる箇所だけをピンポイントで改修するリノベーションも可能です。「全体を変えるほどではないけれど、ここだけ直したい」というケースに向いています。

費用を抑えながら使い勝手を改善できるのが部分リノベの魅力ですが、建物の老朽化が進んでいる場合は、トータルでのリノベーションと費用を比較して検討することをおすすめします。

浴室のリノベーションで活用できる補助金制度

浴室のリノベーションには、内容によって国の補助金制度を活用できる場合があります。

うまく組み合わせることで、費用負担を大幅に軽減できる可能性がありますので、計画の段階から確認しておきましょう。

主な補助金制度は以下の通りです。

 

・みらいエコ住宅2026事業(支給限度額:一戸当たり40万円~100万円)

・給湯省エネ2026事業(支給限度額:7万円〜17万円+性能加算額・撤去加算額)

・先進的窓リノベ2026事業(支給限度額:一戸当たり100万円)

・介護保険による住宅改修費補助(支給限度額:20万円)

 

各補助金の対象工事・申請期間・条件は制度ごとに異なります。着工前の申請が必要なものもあるため、計画段階で各公式サイトをご確認ください。

浴室のリノベーション費用に影響するポイント

浴室のリノベーション費用は、建物の種類や製品のグレードによっても大きく変わります。

費用に影響が出る部分を事前に把握しておくことで、予算の見通しが立てやすくなります。

戸建てかマンションか

同じ工事内容であっても、戸建てとマンションでは費用や工期が異なる場合があります。

戸建ての場合は、解体後に土台の腐食やシロアリ被害が見つかることがあり、その補修費用が追加でかかるケースも少なくありません。あらかじめ「追加工事が発生する可能性がある」ことを念頭に置いておくと安心です。

また、マンションの場合は、管理規約による工事時間の制限や資材の搬入経路の制約により、工期が長くなったり特有の養生が必要になったりすることがあります。その場合も追加費用が発生します。

製品のグレード

ユニットバス本体の価格は、メーカーやシリーズ、サイズやオプション設備の有無によって幅があります。そのため同じ「ユニットバス交換」でも、選ぶ製品によって費用が数十万円単位で変わってしまうケースも少なくありません。

浴室のリノベーション費用を抑えるためにも、必要な機能を整理してから製品を選ぶとよいでしょう。

浴室のリノベーションはDIYでどこまでできる?

「費用を少しでも抑えたい」と考えて、浴室のリノベーションをDIYで検討する方もいるかもしれません。

しかし、浴室は水まわりの中でも特に水漏れリスクが高い場所です。DIYで防水処理が不十分だと、壁内部のカビ・腐食につながり、後から大規模な補修工事が必要になる可能性があります。

そのためDIYで対応するのは、壁面への防水シール貼りや、磁石・吸盤を使った小物の設置など、見た目を整える程度の作業に留めておきましょう。

それ以外の部分、たとえばバスタブや壁・天井の変更、ガスや電気に関わる箇所の改修は素人では作業が難しく、工事には資格が必要になる部分もあるため、リノベーション会社に依頼しましょう。

浴室のリノベーションをするタイミングは?

「浴室のリノベーションを考えているけど、いつ行動に移せばいいのかわからない」と迷う方も多いのではないでしょうか。

 

ここでは浴室のリノベーションを行う際のタイミングを判断する目安を、3つご紹介します。

築年数が10年〜15年が経過したとき

浴室設備の一般的な耐用年数は10〜15年程度といわれています。

この時期を過ぎると、浴槽の傷みや水栓の劣化、コーキングのひび割れなどが目立ち始めることが多くなります。

「見た目は悪いけどまだ使えるから」と放置していると、水漏れやカビの発生など、建物そのものの寿命につながる悪影響が生じることも、少なくありません。

大きなトラブルが起こる前に、定期的な状態チェックと計画的なリノベーションを検討しましょう。

ライフスタイルが変化したとき

子どもの誕生や独立、家族の高齢化や在宅勤務への移行など、暮らし方が変わるタイミングは浴室を見直す良い機会です。

たとえば、「家族が増えたので浴槽を大きくしたい」「子どもが自立したので、夫婦二人に合ったコンパクトな浴室に変えたい」「在宅時間が増えたので、毎日の入浴タイムをもっとゆったり過ごしたい」といったニーズに合わせて、リノベーション内容を検討してみましょう。

お風呂は毎日使う場所のため、リノベーションによって環境が改善されれば、日々の暮らしの質も向上します。

冬場の寒さや浴室の使いにくさを感じたとき

「冬になると浴室が寒くてつらい」「段差があって入りにくい」「掃除がしにくい」といった悩みを感じているなら、それはリノベーションを考えるサインかもしれません。

特に断熱性の低い在来浴室は、冬の急激な温度変化によるヒートショックのリスクが高まります。高齢の家族がいるご家庭では、バリアフリー化や断熱改修を組み合わせたリノベーションを早めに検討することをおすすめします。

浴室のリノベーションの流れ

浴室のリノベーションは、次のような流れで進めるのが一般的です。工程を把握しておくことで、スムーズに計画を進められます。

・現地調査・ヒアリング

・プランニング・見積もり提示

・製品・仕様の決定

・補助金の申請(着工前)

・工事着工

・検査・引き渡し

 

工事の流れや日数は、浴室や住まいの状況によって変化します。必ずしも上記の流れ通りに進むとは限らないため、事前におおまかな工事スケジュールを、リノベーション会社に確認しておくと安心です。

浴室のリノベーションの注意点

浴室のリノベーションをスムーズに進めるために、事前に知っておきたい注意点があります。ここではその内容を見ていきましょう。

追加工事が発生する可能性がある

浴室を解体してみると、壁内部の腐食やシロアリ被害、排水管の劣化など、事前には気づけない問題が見つかることがあります。その場合、当初の見積もりに追加工事費が上乗せされる可能性があります。

予算に少し余裕を持たせておくか、「追加工事が発生した場合はどう対応するか」をリノベーション会社と事前に確認しておくと安心です。

搬入経路の確認をしておく

ユニットバスのパーツは大型のものが多く、搬入経路の幅や高さによっては運び込みに制約が生じる場合があります。廊下の幅や玄関の広さ、エレベーターの有無(マンションの場合)など、事前に業者と一緒に確認しておきましょう。

工事中の不便さを考慮する

浴室のリノベーション中は、数日から1週間以上にわたって浴室が使えなくなります。

工事期間中の入浴手段(近隣の銭湯・スポーツジム・宿泊施設など)を事前に調べておくと、生活の不便さを最小限に抑えられます。

また、在宅時間が長い場合は、家の中に工事スタッフが出入りすることで落ち着かないと感じることもあるでしょう。

あらかじめ工事のスケジュールを確認し、静かに過ごせる場所や時間を確保しておくと、工事期間中も比較的ストレスなく過ごせます。

マンションは管理規約を確認しておく

マンションの場合、浴室は専有部分に含まれますが、工事を行うには管理組合への申請と承認が必要なケースがほとんどです。

また、工事時間の制限や防音・養生に関するルールが定められていることもあります。

リノベーション工事をスムーズに進めるためにも、リノベーション会社に依頼する前に、管理規約や使用細則を確認しておきましょう。マンションリノベーションに慣れている業者であれば、管理組合への申請手続きまでサポートしてくれる場合もあります。

まとめ

浴室のリノベーションは、快適さや安全性を高め、毎日の暮らしを豊かにする大切な工事です。工事内容によって費用・工期は異なりますが、補助金制度を活用することで費用負担を軽減できる場合もあります。

「そろそろ浴室をリノベーションしたい」と感じたら、まずは現状の確認と予算の整理から始めてみてください。信頼できるリノベーション会社に相談しながら、理想の浴室をかたちにしていきましょう。

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